ODK上場までのストーリー

東証第一部へ
社長挨拶

トップメッセージ


当社は「情報サービス事業を通じて顧客の繁栄・社会の発展に貢献する」という経営理念のもと、
創業来50年以上にわたり、情報処理アウトソーシングサービスを提供してまいりました。

機密性の高いデータを正確に処理することで、多数のお客様からのご期待・ご信頼にお応えしてきた実績は、当社の大きな財産であります。

また、 設立当初から提供してきた教育・金融分野でのサービスに加えて、2016年には医療分野にも新規参入し、
常に新たな可能性を追い求めて、会社としてのステップアップを図ってまいりました。


2020年3月には東京証券取引所市場第二部へ市場変更、続けて同年12月には同市場第一部への指定変更と着実な歩みをすすめております。


当社はこれに満足することなく、データのプラットフォーマーとしての立ち位置を確立すべく中期経営計画の達成に向けた施策をより一層推しすすめ、
データビジネスによる新たな価値の創造に向けてさらなる成長を目指してまいります。


そして、60周年を目前に控えておりますが、さらに先を見据えこれからも末永く
ステークホルダーの皆様に寄り添い続けられるように企業の発展に尽くしてまいります。


最後に、今後とも皆さま方のご支援とご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申しあげます。


2020年12月


株式会社ODKソリューションズ
代表取締役社長 勝根秀和

- STORY -


東証第二部から第一部銘柄へ
指定変更されるまでの軌跡を、


『ODK上場までのストーリー』として
ご紹介いたします。

ODKSTORY vol.1
ODKSTORY vol.1 なぜ今、上場するのか?

- 本則市場をめざすきっかけ -

リーマンショックによる経済不況を受けて、2008年に当社株価は約80%下落。
2013年には、所属していた企業グループの終焉という事業継続にかかわる危機を経験しました。
このような経験から、企業の基礎体力とも言える「信用力」の重要性をあらためて認識し、
不況期であっても勝負できる会社にしていくことを決意したのが、はじめのきっかけです。

- 好機と市場動向から考える課題 -

「マイルストーン(当面の到達目標)をお伝えさせてください。
それは「東証本則市場への上場」です。
個人的にチャンスは2020年迄だと感じています。
飛躍のための成長資金獲得はもちろん、
市場変更を通じ当社のプレゼンス・認知度を高めていきたいと考えています。」

これは2018年に社員に発信した文書の一部です。
この頃ようやく『UCARO』に代表される当社サービスが市場認知を獲得し、業績が回復基調に向かいつつある一方で、
ベンチャー企業でも億単位の資金調達が実現できる経済環境となり、
今こそ、将来の成長投資に向け「分厚い財務」をつくっておく好機だと認識した頃でもありました。

市場動向の観点からみると、情報通信業を営む企業数は約6,000社と言われており、
分業による多重下請構造の上に成り立っていますが、
時代の変化からエンドユーザーとの接点を有する企業でなければ勝ち残っていけないと考えていました。
加えて、「2025年の崖」問題や新型コロナによる不況の影響等もあり、IT業界はいずれ合従連衡がすすむと考えています。
当社がこのような中で勝ち残りサスティナビリティを確保していくためには、
信用力強化をわかりやすく形にすることが近道だと思い、この度の東証一部指定変更を目指してまいりました。

来年に新市場区分への変更が控えていることは、もちろん承知しております。
所与のルールの中で企業価値最大化を図ることが自身の使命であり、この指定変更もあくまで通過点だと捉えております。
新市場区分への移行後もこの考えは変わりません。
引続きご支援のほどお願い申し上げます。

ODKSTORY vol.2

- 激動の時代を経て… -

当社はもともと大阪証券金融株式会社のグループに所属する企業として安定したポジションを確立していました。
しかし、2013年にグループ会社が消滅して以降は、激動の時代へ。
当時、ODKはグループ会社からの売上げが半分以上を占めており、
独立の道を歩むためには新しい柱となる事業の立直しが急務でありました。
2018年3月期には売上高が約31億円まで減少しましたが、こうして今V字回復を果たすことができたのは、
『UCARO』を筆頭とした各サービスの拡充、各企業様との業務・資本提携や社内の各種制度改革等、
社内外への取組みが実を結び、この度の東証一部指定変更に至ったと考えております。

- V字回復の要因 -

こうした大きな会社の取組みだけでなく、これまでの環境の変化や激動にも耐え抜き
結果を残してきた従業員ひとりひとりの頑張りが今を作っていると考えております。

当時、従業員のパフォーマンスを最大限に発揮させる必要があると考えていました。
仕事に対する「やる気」を高めるためには、年齢や地位にとらわれ過ぎることなく、
様々な重要課題に共に取組める環境を整備することが肝要であると考えます。
給与テーブルの変更を行い能力給ウェイトを引上げたり、若手の育成型プロジェクトを立ち上げたり、
選択型の能力開発制度を導入したりと、チャレンジをバックアップできる風土改革を進めてきました。

現在の連結従業員数は155名程度でありますが、
従業員一人当たりの売上高は他社と比べても見劣りしないものだと自負しております。
激動の時代を経て、厳しい環境の中で培った経験やノウハウを持つ従業員は当社の財産です。
これから先も当社が拡大していくためには欠かせない存在と考えております。

ODKSTORY vol.3
ODKSTORY vol.3 ブランディングご紹介

- ブランドの核となる概念の決定 -

他社との競争に打ち勝っていくために、
お客様の「夢」に寄り添った提案ができる企業グループとして、存在感・認知度を高める必要があります。
そのために、まずは「ブランドの核となる概念」を決定しました。

ビジネスを、スマートにつなぐ。人生の、ストーリーをつむぐ。/データに、物語を。

- ODKが目指す姿 -

例えば当社が提供する『UCARO®』。
私たちが提供しているのは「システム」でなく、顧客の「課題解決」です。
今まで積み重ねてきたデータと経験をもとに、これからもお客様に寄り添い、
人生をより良くするサービス提供ができるよう努めてまいります。
そして、現状に満足することなくサービスの深耕・発展ができるよう取組みを推進してまいります。

- 全社横断プロジェクト -

リブランディングの中心となるコンセプトワード等の案を絞る検討会議では、部署や役職の垣根を越えた複数社員が参加。
数回にわたる会議では、ざっくばらんに意見交換ができるよう、席替えやランチミーティングを実施しました。
案を絞った後、全社員アンケートを実施し、経営会議を経て決定しております。

検討会写真1

- 検討会議から見えてきたODK -

検討会議でははじめに「ODKはどんな会社か」というテーマで意見を出し合いました。
その一部をご紹介いたします。

◎誇れるところ
お客様からパートナーとして認めてもらっている。人生に関わる仕事をしている。
いい人が多い。社内の風通しの良さ。

◎守っていきたいこと
真面目さからくる信頼。チャレンジできる環境。経営との距離の近さ。

◎問題点
会社の価値が見えづらく、何をやっている会社かわかりづらい。

- これからのODKを担う世代へ -

「会社が今後向かう方向性」を意味するコンセプトワード等を決定するにあたり、
経営幹部が重視したのはこれから会社をメインで引っ張っていく20~30代の意見です。
将来のODKを担う世代への期待が込められています。

検討会写真2

検討会写真3

- STOCKVOICE TV -


第一部銘柄へ指定変更された
2020年12月29日取材の、


『STOCKVOICE』インタビュー映像を
お届けいたします。


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